15.男にはデータを、女にはイメージを伝えよう。
伝え方を深掘りしていくと、「男性脳」と「女性脳」という分け方ができます。簡単に言うと、「男にはデータを、女にはイメージを売る。」というもの。
「男性脳」と「女性脳」については色々と書かれている本も何冊もあります。「男性脳」「女性脳」と表されていますが、男性は男性脳・女性は女性脳、ということではありません。脳の構造的な話で、男性的(女性的)な物事の捉え方をする人、といった感じです。
なので、今回お伝えすることは、2つの捉え方としてくんでいただけると幸いです。
男にはデータを、女にはイメージを伝えよう。
1.男性脳は・・・
「男にはデータを」と表現されるように、男性脳には、スペック情報が効果的です。
例えば、金・車・時計・住宅・女性などを、(高給、高級車、高級時計、豪邸、美女・・・)より、スペックの高いモノを求めてた一昔前の男性が、典型例としてはわかりやすいです。
今はそこまで極端な方は減りましたが、例えば、車やパソコンなどを購入する際、「いかに使いこなすか?」「いかに効率良くなるか?」という視点から、それに必要なスペックを求めるのは、男性脳ならではの捉え方です。
その他には、
- 論理的
- 結論(結果)を先に求めたがる
- 自分で判断し、自己完結する
などが挙げられます。
なので、男性脳の人に対しては、「この商品はこんなところが優れています」という風に、(競合商品も含めた)スペックの違いをまとめるなど、自分で判断してもらうための素材を提供することが効果的です。
また、「◯人中◯人が選んでいます」「◯◯ランキング1位」といった客観的なデータを前面に押し出すのも効果的です。
わかりやすい例だと、「ジャパネットたかた」のテレビショッピングは、機能を徹底的に伝えています。メインターゲットが、スペック志向の高齢層だからだと思われます。
2.女性脳は・・・
「女にはイメージを」と表現されるように、女性脳は「共感」を重視します。
なので、スペックよりも、デザインだったり、商品にまつわるストーリーなど、「人に語れる情報」がほしいのです。今流行の「インスタ映え」なんてまさにそうですよね。
その他には、
- 感情的
- 体験を好む
- プロセス(過程)を大事にする
- 自分に関連付けて考える
などが挙げられます。
なので、女性脳の人は、自分が使っている姿をダブらせ、その商品によって、暮らしの雰囲気がどう変わるか?をイメージしたいのです。
例えば、「この商品を使っている人はこんな感想です」とか「実際に使ってみてこう変わりました」というような他人の事例を、自分事に置き換えて考えることができます。なので、商品を買ったことで自分にどんな変化が生まれるのかを伝え、「自分だったらこう使いたいな」とイメージさせることが効果的です。
また、「あなたにはこれです。」と一方的に押し付けるより、一緒につくりあげていくことにも価値を感じやすいわけです。
もちろん、男性脳・女性脳、どちらかに100:0という偏りはありませんし、必ずしも、男性は男性脳・女性は女性脳とも言えません。
特にここ数年、「男性の草食化」とか「女性が強くなっている」などと言われ続けているように、昔の「男はこうである、女はこうである」という固定概念も崩れてきています。
多様化している時代だからこそ、たとえモノが同じようなモノであったとしても、捉え方が違います。また、相手にとっての分かりやすさは、人によって違います。なので、ターゲットと同じ感覚であること、または理解することは、とても大事なことです。
スペック情報なのか、共感情報なのか、どちらがいいのかは、いまから伝えたい対象者を深く掘り下げ、具体化することによって、明確にできます。
(つづく)
著者プロフィール

- 株式会社デザインアトラクト
- 2013年6月より、住宅業界専門のマーケティングコーチとして独立。現在は、工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを行う。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。
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