平成28年度県別一戸建専用住宅着工数

平成28年度県別一戸建専用住宅着工
東日本地震の影響が一段落した東北に代わって
伸び率トップが熊本、
以下、中・四国・九州エリアが伸びた。

平成28年度の専用住宅一戸建ての着工戸数は42万9618戸で対前年比3.8%増と好調に推移した。(集合住宅を含む総戸数は94万4137戸で同5.8%増)。

県別での増減を見ると、前年度比減となったのは6県。宮城県が399戸減、岐阜県が182戸減、沖縄県69戸減、東京都24戸減、福島県5戸減、岩手県2戸減であった。残りの41県で前年度増となり、愛知県が増加数トップの1877戸増、熊本県1616戸増、埼玉県1484戸増、神奈川県1447戸増と4県が1000戸以上の増加。増加率では熊本県が28.1%増と震災復興の影響を如実に見せた。逆に東日本大地震の影響で大幅な増加を見せてきた東北では宮城、、福島、岩手が減少組となり一段落した。

実数面では昨年に続いて愛知県が好調を示し、東京に続き2位の位置を不動のものにしつつある。増加率では熊本に続いて佐賀(9.8%増)、愛媛(9.5%増)、和歌山(8.9%増)、福井(7.2%)、福岡(6.8%)。以下中・四国・九州エリアの伸び率が高かった。

仙台で専門展示会「希望の芽」開催。
東北で活躍するエクステリア専門店が特徴を生かした競い合った展示会、参加者の注目を集めた。

東北エリアでのエクステリア総合展示会、「希望の芽2017in夢メッセ」が5月27日(土)~28日(日)の2日間、仙台駅宮城野区の夢メッセMIYAGIで開催された。来場者総数は2万0545名で前回比3.8%増となった。

エクステリア関連メーカーの出展は28社・団体。震災復興を背景に開催された“希望の芽”はグッズ・花卉・種苗関連、ワークショップ、復興応援のブースを含めて全58ブースの出展が見られた。また、注目の設計・施工店のモデルガーデンブースは昨年の11社を上回る13社が出展参加(宮城県11社、福島県2社)。最優秀小間に海馬公苑(石巻市)、優秀小間に泉緑化(仙台市)、コワタ(仙台市)がそれぞれ選ばれた。

同コーナーは東北で活躍するエクステリア専門店が特徴を生かした展示内容で、競い合い毎年そのレベルがアップ、参加者の注目を集めている。

著者プロフィール

週刊エクステリア
週刊エクステリア株式会社協報(東京都千代田区)
1981年(昭和56年)設立、エクステリア関連の専門新聞「週刊エクステリア」を発刊、エクステリアを構成する様々な商材、企業(メーカー・流通)にスポットをあて、市場の流れ(出荷規模、新商品の動き)を具体的に分析、業界人に理解しやすい業界の姿を捉えるべく報道してきた。特に“市場創造”という点に留意し業界の発展に寄与すべく、可能性のある新たな分野への力点、様々な団体支援を行っている。

代表取締役社長(主幹):金井徹
オフィス:東京 03-5295- 0801 大阪 06-6631- 8892

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