4.他との差を出す内容の作り方

ニュースレターは、WEBサイトとは違って、閲覧者は少なくても、手に取る方は読み込んでくれる方が多い媒体です。だからこそ、押さえておきたいポイントがあります。

今号では、他との差を出す内容の作り方をお届けします。

1.親近感を出したいなら、ニュースレター名に会社名や商品名は避ける

世の中にある媒体を見た時、グルメ雑誌、ファッション雑誌、インテリア雑誌など、共感してもらい楽しんで読んでもらうものには、会社名は入っていないと思います。コンセプトを表すブランド名が多いでしょう。

逆に、会社名が入っているものは、◯◯新聞、週刊◯◯など、文字情報が多く、楽しんで読むものではないはず。

威厳や情報通というイメージを出したいなら、会社名を入れてもいいかもしれませんが、ここでお伝えしているニュースレターは関係性を築くツールです。親近感を出すことを考え、ニュースレター名には、会社名や商品名は避けましょう。

また、ニュースレター名の他に、毎号のタイトルがあると、アクセントがつけやすいです。

あまり深く考えると、タイトル決めだけで手が止まってしまいますが、「その号の全体のテーマを一言でまとめたもの」と決め込んでおけば、付けやすくなります。

(例:2016年7月号|夏土用の風習 梅雨の時期なのに家で快適に過ごせたのはなぜ?)

 

2.「人」が関わっていることが、より内容を魅力してくれる

情報やノウハウも大事ですが、それ以上に、人を中心した内容があると、より魅力的になります。

  • 情報やノウハウが中心
  • 文章やイラストが多い

という内容だと、

  • 最先端の情報
  • 画期的なノウハウ
  • 独特な文章
  • 目を惹くイラスト

などで工夫しないと、飽きられやすいですし、高いレベルで続けることも壁が高かったりします。

また、情報やノウハウは、どの会社でも取り組みやすい・真似しやすい分、ライバルが多く、似たようなニュースレターになってしまいがちです。

こうなってしまうと、継続して発行する意味が半減してしまいます。

 

なので、

  • 働いている人が中心
  • 実写真が多い

というように、「人」を中心とした発信にしてみましょう。

「人」を中心とした発信=「コミュニケーションを伝える」ということでもあります。

なので、親近感がわきやすいというのもあります。会う前にいかに知ってもらうことも狙いです。

小さな会社ほど、商品以上に魅力ある「人」が武器となりやすいです。

例えば、とある会社では、毎号、「スタッフ一同を掲載し、質問テーマを決め、 一言二言答える。」というコンテンツを載せていたりします。

その他には、打ち合わせ、設計、発注、施工など、エクステリアをつくるあげる上で、様々な人が関わっているわけですから、その仕事内容を見えるようにすることも効果的です。日常だけでなく、イベントや見学会など。普段の仕事ぶりが、そのままネタになるわけですから、ネタに困ることはありません。

 

また、情報やノウハウも「誰が伝えるか?」で、その影響は変わってきます。

例えば、おススメの書籍や雑誌を紹介するにしても、どんな人が紹介しているかで、その情報の視点も変わってきます。

エクステリア歴の長いベテランが紹介すれば、鉄板な情報や通な情報を中心に紹介することになるでしょう。新人が紹介すれば、初心者でもわかりやすい情報を中心に紹介することになるでしょう。

 

3.読み込む媒体だからこそ、商品情報よりコミュニケーションを

紙媒体は、WEBサイトと比べると閲覧者は少ないかもしれませんが、手に取る方は読み込んでくれる方が多いです。

なので、事例一つ紹介するにしても、商品情報よりもコミュニケーションを伝えてみてはいかがでしょうか。

ニュースレター内では枠が決まっているため、事例内容全てを詰め込むには足りません。そのため、取材時の様子がわかるメイキング的な内容を掲載し、メイン写真の閲覧はWEBサイトへと誘導するという方法もあります。

例えば、撮影時に施主と会話した内容など、ただエクステリアを紹介するのではなくて、「どんな人の」エクステリアなのかが見えてくると、読み込む人にとっては、興味がそそられやすくなります。

 

4.ブログやSNSを、ニュースレター記事のテストツールにしてみる

  • 「ブログやSNSもやって、ニュースレターもやってとなると、大変です・・・」
  • 「いつもギリギリでつくりはじめるので、ネタに困って大変です・・・」

という質問をいただくことがあります。

ブログやSNSをやり続けるだけの力があれば、ニュースレターの内容はとても楽になります。

ブログやSNSで発信したことを、まとめたり、再編集して、ニュースレターに載せれば良いのです。

多くの人が、「一度発信したことを、二回も発信してはいけない。」という風に気にしてしまいますが、オンライン(ブログ)とオフライン(ニュースレター)という風に媒体が大きく違うので、気にする必要は全くありません。

ニュースレターより更新頻度が高いブログやSNSを、ニュースレター記事のテストツールにしてしまえば、普段何気なしに発信しているブログやSNSも、内容が変わってくるはずです。

例えば、このような流れです。

  1. 仕事絡みの内容で気になるWEB記事や、紹介や起きた出来事などを、SNSで一言二言、感想を添えて、投稿します。ブックマーク程度の軽い気持ちで。(会社のSNSでなくても、個人のSNSでもいいです。)

例:シンボルツリーの記事を見つけた時

  1. 1の投稿が増え、その中でさらに深掘りしたい内容のものがあれば、その記事の内容をテーマにブログを書き、投稿します。
  2. 1と2の投稿を見返し、再編集して、ニュースレターに掲載する。

 

2のブログへの投稿は任意ですが、

1は、紹介や起きた出来事の投稿であれば、オリジナルの写真素材を集める上でも、役立ちます。

そして、エクステリアの業界で働く以上、エクステリア関係の情報には、日頃から触れる機会は多いと思います。その時、ただ触れるだけでなく、ちょっとした感想と共に投稿しておくと、再編集する時の表現素材として助かります。

まずは、ウチソトスタイル( https://uchi-soto-style.com/ )で、試してみてはいかがでしょうか?

(つづく)

著者プロフィール

井内 智哉
井内 智哉株式会社デザインアトラクト
2013年6月より、住宅業界専門のマーケティングコーチとして独立。現在は、工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを行う。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。