6.日付と署名で信頼性を増そう!

前回の内容で、伝え方の基本となる内容を5回に分けて、お届けいたしました。

  • 1回目.伝える相手を決める。
  • 2回目.言いたいことを書いてはいけない。
  • 3回目.どう書くか?より、何を書くか?
  • 4回目.他との違いを明らかにする。
  • 5回目.選ばれるための違いの根拠とは?

まだ、試してない方は、もったいないです。

きっと、反応が変わりますのでチャレンジしてみてください。

 

今回、お届けします内容は、文章をガラッと変えるといった大掛かりなことではなく、一行ほどの短さで伝えられるフレーズや、ワンポイントな技について触れていきます。

前回までの基本をベースにして、あなたが普段、発信している情報に、ちょっとしたテクニックを加えるだけで、レベルアップできる初心者向けの内容になっています。

商品紹介、DM、チラシから、WEBサイト、ブログ、SNS、メルマガに至るまで、応用が効きますので、ぜひ参考にしてみてください。

テクニックその1.日付と署名で信頼性を増そう!

書いた文章にはできるだけ、「(書いた)日付」を入れましょう。

例えば、スーパーやホームセンターの売り場に行った時、古ぼけて色あせたPOPなどを見てしまうと、その商品自体の鮮度も疑ってしまいませんか?

つまり、日付を認識することで、商品や売り場にも鮮度を感じるのです。

なぜなら、日付を入れると、「◯日に書かれたものだったら新しい」「✕日だったら古い」など、お客さんの目でも「いついつの時点で書かれたものだな」と認識することができます。

もちろん、映像とか雑誌掲載などの広告は、日付を入れるのは難しいかもしれませんが、チラシやPOP、ニュースレターなどには入れることができますよね。

 

いつ書いた文章だというのがわかるようになれば、鮮度管理にも役立ちます。

「古くなったから書き直そう」などの判断が簡単にできるようになるわけです。

ブログやSNSなどは、自動で日時が表示されますので、更新していくことで、新鮮度を伝えることができますが、WEBサイトなどは一度つくると、つくりっぱなしになるので、意識しないといけません。

 

次に、署名を入れても信頼性が増します。署名=サインです。

情報発信をする上で、「誰が書いたのか?」「誰から発信されたのか?」という、発信元があるかないか、大きく変わってきます。

なぜなら、同じ内容の情報でも、誰が言ったのかによって、その信頼性が大きく左右されるからです。その会社の代表者が発信しているのか、

デザイン設計担当なのか、施工責任者なのか、営業担当なのか、職種ごとにアピールポイントが異なり、そこに信頼性が宿っています。施工されたお客さんの発信も同じです。

しっかりとより具体的に、リアルに、明らかにしていきましょう。

 

例えば、ここで連載されている記事も、最下部に以下の様な署名を付けています。

署名を付け足すことで、発信する側も責任が生まれますし、同じ内容でも「誰」がわかると、内容への信頼性や信憑性が上がるのです。

「日付」と「署名」、ちょっとしたことですが、普段発信している情報に付け足してみてください。

(つづく)

著者プロフィール

井内 智哉
井内 智哉株式会社デザインアトラクト
2013年6月より、住宅業界専門のマーケティングコーチとして独立。現在は、工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを行う。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。

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