16.語彙力を高めて、気持ちや意見を表現しよう!【品質・クオリティ編】

言葉で伝えるための必要な力の中に、「表現力」と「語彙力(ごいりょく)」があります。

「表現力」は、言葉をどう組み立てるかなど、細かいテクニックが必要になってきます。一方、「語彙力」とは、言葉をたくさん知っていて、それらを自在に使いこなせる能力のことです。ボキャブラリーとも表されます。人は頭で考えるとき、単語で考えやすいため、語彙力が高い伝え方ができると、考えさせる幅が広がりイメージの質も高まります。

例えば、「好き」というアバウトな表現も、語彙力が高い人が表現すると、「心惹かれる」「慕(した)わしい」など、繊細な伝え方をしたりします。他にも「カッコイイ」を、「粋」「洗練された」などと言い換えてみたり・・・伝えたいことは同じ意味合いだったとしても、使う言葉が違うだけで、読み取れる印象も変わってきます。

語彙力を高める方法には、文学に触れるなど様々ありますが、今回から数回に分けて、すぐに使えそうなワードを取り上げていきます。そのワードを普段の文章に取り入れてみてください。

語彙力を高める【品質・クオリティ編】

製品の独自性や、競合に対して優位な点に、焦点を当てる言葉を集めてみました。これらの言葉を活用して、品質や性能が優れていることを訴求してみましょう。

・自信作
例:◯◯賞を受賞した自信作です!

・断トツ(ダントツ)
例:基本機能、デザイン性、コストパフォーマンス、どれをとっても断トツ!

・本物
例:素材にこだわった本物

・ロングセラー
例:信頼のロングセラー商品

・パワーアップ
例:◯◯が追加され、さらに魅力的にパワーアップ!

・抜群
例:玄関ドアと抜群にマッチしていて、美しい玄関まわりを演出する

・究極
例:こだわり抜いた究極の◯◯

・逸品
例:職人御用達の逸品

・プロ仕様
例:同業者も納得のプロ仕様

・スペシャル
例:こだわりにお応えするスペシャルな仕様

・採用
例:サンルームやルーフを採用し、木漏れ日の中のティータイムを楽しんだり、

・飽きのこない
例:飽きのこないシンプルなデザイン

・必至
例:くつろぎ必至のエクステリア空間

・門外不出
例:門外不出の技が惜しげもなく使われています。

・秘伝
例:代々伝わる秘伝の製法で仕上げた

・際立つ
例:◯◯が際立つエクステリア

・グレードアップ
例:同じ商品ですが、ランクの高いグレードアップした商品です。

・オンリーワン
例:あなただけのオンリーワンを手に入れよう。

・技あり
例:特徴的なポイントを加えた技ありの提案

・厳選
例:プロによって厳選されたオススメ商品

・パイオニア
例:施工だけでなく、ライフスタイルもデザインする、エクステリアのパイオニア

・低減
例:メンテナンス費用や維持費も低減します。

・無添加
例:無添加の素材だけで

・贅沢
例:ガーデンルームで過ごす贅沢な時間

・両立
例:オシャレな空間づくりと使い勝手を両立させたエクステリアを提案

・高次元
例:コストを抑えながらも、高次元の性能を実現

・融合
例:伝統も活かしつつ、モダンとの融合

・タフ
例:耐久性が高いタフな素材

・ぶれない
例:発売から10年、ぶれない考えで、

・変わらぬ
例:創業以来、変わらぬ

・国産
例:安心の国産品

・到達
例:エクステリアデザインも新境地に到達!?

・本格
例:枝張りの良い木と灯籠が本格的な和風庭園を演出

・本場
例:本場◯◯産のアンティーク調レンガ

・◯◯力
例:設計力、施工力、技術力、創造力・・・

・◯年連続
例:◯年連続で受賞しました。

・大迫力
例:庭の緑景で埋め尽くされる大迫力の眺め

・伝授
例:プロのノウハウを惜しげなく伝授します。

・黄金比
例:美しさの秘密は、デザインに黄金比を取り入れているから、

・太鼓判
例:エクステリアのプロが太鼓判を押す◯◯

・揺るぎない
例:揺るぎない信頼を置けるメーカーです。

・創業◯年
例:創業100年の

・確かな品質
例:確かな品質を、納得の価格でご提供

・向上
例:従来と比較して、◯◯が向上しました。

・比べてください
例:比べてください、このデザイン。

・こだわり
例:◯◯をコンセプトに設計までこだわり抜いた

以上です。

ここで挙げたのはほんの一部ですし、組み合わせて使ってもいいです。ブログや広告など、普段の文章にぜひ取り入れてみてください。

(つづく)

著者プロフィール

井内 智哉
井内 智哉株式会社デザインアトラクト
2013年6月より、住宅業界専門のマーケティングコーチとして独立。現在は、工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを行う。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。

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